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怜玢
  • 執筆者の写真aimakita2014

【叀酒の味わいずは】


「熟成ワむン」ず蚀う蚀葉があるようにワむンは時間の経過ず共に颚味が向䞊する事がありたす。しかしすべおのワむンが時間がたおばドンドン矎味しくなるず蚀うわけではありたせん。


ワむンの熟成を科孊的に説明すればワむン䞭の氎分・アルコヌル・酞・糖・芳銙族化合物・フェノヌル類...etcの分子的な組成の倉化によっお颚味や色調が倉化する事ず蚀えたす。


具䜓的な倉化ずしおは、

『颚味』は若いうちは支配的だった果実アロマが枛少し、時間の経過ず共に生たれるアロマブヌケや第䞉のアロマず呌ばれるが増加する圢で倉化したす。぀たり熟成が進んだ赀ワむンの颚味は果実アロマが枛少しながら枯葉や腐葉土を思わせる熟成のアロマに眮き換わっおいく倉化ずなりたす。

『色調』もワむンの熟成を知る重芁な指暙ずなりたす。赀ワむンの堎合若いワむンは玫がかった色調で少しず぀青みを倱いながら鮮やかな赀ルビヌ➡暗赀色ガヌネット➡耐色オレンゞがかった茶色ぞず倉化したす。

熟緎したワむンテむスタヌはこの果実アロマず熟成のアロマの割合や色調からワむンの熟成幎数を導き出しノィンテヌゞブドりの収穫幎をワむンの味わいのみから導き出す事が出来たす。ブラむンドテむスティング


この様な熟成によるワむンの倉化ですが、『熟成』『矎味しい』ずは必ずしも限りたせん。「矎味しい」⇔「矎味しくない」は個人の奜みの問題でありフレッシュな果実感のワむンが奜みの人は若いワむンを矎味しく感じたすし、深みのある味わいが奜みの人は熟成したワむンを矎味しく感じたす。正月特番の「栌付けチェック」で100䞇円の熟成ワむンず5千円の若いワむンを倚くの人が間違えるのは味芚がダメなのでは無くお100䞇円の熟成ワむンは『矎味しいに違いない』ず考えお『矎味しい』ず自分が感じたワむンを遞択した結果ず蚀えたす。熟成したワむンはどの様に颚味が倉化するかを知っおいる人はあの察決はほが100圓おられたす。


さお前眮きが長くなりたしたがノヌブルサノェッゞワむンラボの今回の新着ワむンは1968幎産・54幎熟成のワむンです。

正盎蚀いたすず「絶察に矎味しいから隙されたず思っお飲んで」ずは絶察に蚀わないワむンです。しかし飲む䟡倀はありたす。

腐葉土・スパむス・レザヌ・マッシュルヌムのアロマの䞭に埮かに残る果実アロマはこのワむンがいただに生きお熟成を続けおいる蚌拠を私たちに知らしめおくれたす。叀酒の味わいは少々骚が折れたすが時空を超えた知的な冒険の旅ず蚀えたす。


1968 Amarone Recioto della Valpolicella Classico Superiore

1968 アマロヌネ レチョヌト デッラ ノァルポリチェッラ クラシコ スペリオヌレ

50ml ï¿¥2,000


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